納得治国家
「三方一両損」という言葉は、
小泉前首相が使ったことで有名になりましたが、
大岡越前のみごとな裁きの話と言われています。
“公金を使う”という法律的な問題はあっても、
皆が納得する話です。
これが通用する国なのです。
正論より納得で動くところがあります。
法律が基本、でも国民総意で納得すれば・・・
という展開が怖いですね。
職場でも上司や先輩の正論は、ときに無視し、
納得しなければ動かないということも。
納得しないと仕事しない、
納得しないと大臣の命令を聞かない元外務次官もいました。
日本は縦割り社会とかいますが、
納得するかしないかは、時に秩序を優先するのです。
欧米の方がよほど縦割り、身分社会です。
命令という秩序より納得(納得>秩序)、
法律より納得(納得>法律)するかしないかが、
しばし焦点になります。
簡単に超法規的措置をやってしまう可能性もある国なのです。
法治国家が徹底されているかというと、
納得が優先することもあり、少し怖い気もします。
そういう意味で「納得治国家」ともいえるのです。
ところで、裁判員制度ってどうなのでしょう。
裁判員は、法律を知らなくてもいいのですが、
裁く対象の人が正しいか間違っているか、
有罪か無罪かを判断するのです。
この判断に、自分が納得するかしないという観点が
必ず含まれるものと予想します。



